2012年7月24日 (火)

タミヤ パンサーG 初期型 その18 <完成>

長々と引っ張ってきた今作もこれで完成です。
ガイアのタンクカラーは、そのままではちょっと色が濃いので、フィルター効果で何だかドス黒い作品になってしまいました。やはりもう少し明るくして使うべきでした。

では、少し大きめの写真でどうぞ(引き延ばすと荒も目立ちますが、そこは目をつぶって)。

Img_6558002Img_6559001







Img_6560001 Img_6561002







Img_6522005 Img_6565001







Img_6564001 Img_6566001
こうして見ると、やっぱりエポパテのコーティングってリアルですよね。



以上で今回の制作記はおしまいです。いかがでしたか?
最近はドラゴンから素晴らしいディティールのコーティング済みキットが様々な車種で発売されており、自分で施すよりリアルに見えるほどです。
でも、このパンサーやタイガー系は比較的コーティングしやすい車体構成になっています。ぜひ挑戦してみてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月23日 (月)

タミヤ パンサーG 初期型 その17 <ウェザリング>

ここから、本格的に「汚して」いきます。
「汚れ」というは、泥汚れ・ホコリ汚れ・雨だれ等に分けられると思います。
筆者の場合、軽い泥汚れにエアブラシを、またピグメントを使うウェザリングや雨だれ表現には筆を使っています。

Img_6476001
まずは履帯の仕上げからです。泥は、リキテックスのマットメディウムにピグメントを混ぜ込んで塗りこみました。こちらは乾くとツヤのない透明の膜になりますので、表面が生乾きになったころでさらに上からピグメントを筆で付けていくと、土が詰まった自然な感じになります。

Img_6482001
その後、乾いた布で接地面に付いたピグメント等を拭き取り、クロームシルバーを塗った紙で軽く摺って接地部を光らせます。
これで履帯の仕上げは完了です。



Img_6485001
履帯を車体に取り付けます。






Img_6507001
続いて車体や足周りに移ります。途中写真を撮り忘れたので、これは作業後です。
サイドスカートや各ホイールに細かい泥の飛沫が飛んでいますが、これはエアブラシを活用します。
噴霧ができるギリギリまでエア圧を落としていくと、霧化粒子が粗くなります。これを利用し、車体あちこちの走行によって泥が飛びそうなところに吹きつけていきます。

Img_6508001
また、少し大きめの飛沫も飛んでいるのに気付きましたか?
これは、ダブルアクションのエアブラシの「タブー」を逆に利用します。
エアを出す前にレバーを引くと、ノズルにわずかに塗料が溜まります。これをエアを出して吹き飛ばしてやります。すると、このようなビチャっとした泥はねが付けられます。

ここまでは実に簡単なテクニックです。エアブラシをお持ちなら誰でもできますので、ぜひ参考になさってください。

予備履帯は、ベルト履帯同様にまずガンメタルで塗装後、ブラウン系の色で塗ります。色味の違う茶色を使い、変化を付けてみました。
最後にサビ色のウォッシュをサッとかけます。

転輪の、土がたまった感じの汚れは、溶剤で溶いたピグメントを使っています。また、中心のハブの辺りから外へ向かって放射状に筋汚れを入れました。これもどちらかというと模型的演出ですね。

Img_6513001
サイドスカートに、縦の筋状の汚れを描いていきます。
AKインタラクティブのウィンターストリーキンググライムを使って筋を描き入れ、ペトロールを含ませた筆で薄く伸ばします。
車体にも同様に入れたいところですが、この作品はツィンメリットコーティングの凹凸がジャマなので割愛しました。

続いて、もう少しカタマリ感のある泥を演出してみます。
Img_6488001
車体下部など、地面に直接当たってしまいそうな場所にはゴッテリと泥がこびり付きそうに思えます。
そこで、リキテックスのモデリングペーストにピグメントとアクリル塗料を混ぜて文字通りドロドロにし、筆で塗りつけていきます。穂先でつつくようにするとやりやすいと思います。また、フェンダー等には筆の腹でなすりつけました。

Img_6510001
モデリングペーストは、乾くとカリカリに固まる、壁補修材のような半液状の地塗り材です。水と混ぜるとどんどん固まってしまう石膏より作業時間に余裕があるので、使いやすい素材です。



Img_6512001
仕上げに明るい色のピグメントを、クリアを混ぜたエナメル溶剤で溶いてスミ入れのようにホコリが積もりそうなところへ軽く流します。白っぽい色のピグメントは着色力が強いので、くれぐれも少しずつ、乾かして様子を見ながらやりましょう。

これでウェザリングも終了し、いよいよ完成です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月22日 (日)

タミヤ パンサーG 初期型 その16 <チッピング>

続いてチッピングをしていきます。

Img_6474001
チッピングは、試しにタミヤエナメルのダークアイアン(履帯色)を使ってみましたが、個人的にはイメージ通りの色でした。アクリルの同色と違い、少し金属感があるように見えます。




Img_6475001
チッピングのキモは、塗料の剥がれやすそうなところを想像して、メリハリをつけることです。オモシロイのでついついやりすぎてしまいがちですが、出っ張ったところならどこでも剥がれるというわけでもないでしょう。
まずは乗員がよく踏んだり触ったりするところ、走行中に当てやすそうなところを狙うといいのではないでしょうか。
基本的に筆を使って点描の要領で描いていき、広い面にはスポンジを使うと効率的に作業できます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月21日 (土)

タミヤ パンサーG 初期型 その15 <フィルター塗装とスミ入れ>

基本的な塗装はすべて完了しました。このピカピカ新車の車体に退色表現を施していきます。ある意味、ここからが戦車模型作りの醍醐味であり、他ジャンルの模型作りとの最大の違いですね。

まず、「フィルターかけ」です。茶色等の薄い色の「膜」を何層もかけることで、元の色に別の色味を加えて新品感をなくす、とでもいいましょうか。よく「ウォッシングとフィルタリングの違いが分からない」という話を聞きますが、要するにウォッシングは技法(手段)、フィルタリングは効果(目的)と言えば何となくピンとくるのではないでしょうか。つまり、フィルター効果を得るためのやり方のひとつが、薄めた塗料で洗い流すように塗るウォッシングです。「Wash」というと海外では「スミ入れ」を指すこともあるようで、ここらへんがまたヤヤコシイのですが。

Img_6456001
筆者はタミヤエナメル塗料を使って3種類ほどの色を作り、フィルター塗装をしています。
これについては過去の記事で詳しく説明しているので、そちらを参照していただければと思います。
調色についてはあくまで筆者のやり方であり、一例にすぎません。またベース色によっても当然変わってきます。モデラーさんそれぞれで工夫するのも楽しみのうちだと思います。

今回は、重ね塗りによって前の色が溶けださないように、面倒ですが1色塗るごとにクリヤーでコートしてみました。乾燥後も溶剤で溶けてしまうのがタミヤエナメルの弱点なんですよね。油絵具を使えばこの手間が省けますが、こちらは乾燥時間をたっぷりとる必要がありますので、一長一短ですね。

クリアコート後、スミ入れをします。これもタミヤエナメルで行いました。

ここまで済んだら、ツヤ消しクリアーを吹きつけてツヤを整えます。コーティング面はしっかりツヤを消しますが、鉄板や鋼板の部分はわずかにツヤを残してみました。
もっとも、どちらも実際に見えているのは同じ塗装面なのでツヤに差はないと思います。あくまで模型的演出ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月20日 (金)

タミヤ パンサーG 初期型 その14 <塗り分けと履帯の塗装>

細部の塗り分けと履帯の塗装をしていきます。
塗り分けはすべてラッカー塗料で行いました。柔らかいリス毛筆を使えば、ラッカーでも簡単に下地を侵さず重ね塗りできます。スコップ等の金属部はエンジングレーで塗り、また木部はウッドブラウンで塗った後タンを極細筆で撫でるように塗って、あえて先に塗ったウッドブラウンを溶かし出すようにすると木目のようになります。

Img_6452001
履帯は、メタリックグレイの成型色を生かすと手軽にリアルな表現ができます。
部品の上に直接(プライマーのみ塗布したほうがよいかもしれません)ダークアースを吹きつけます。たったこれだけです。
成型色を完全に塗りつぶさないように軽く吹くのがコツです。

あと、書くのを忘れていましたが、デカールももちろん貼っておきます。ただし、コーティング面は凹凸が激しいので、いくらデカール軟化剤を使っても追従しきれず凹部で浮いてしまい、ある程度のシルバリングは避けられません。
浮いたところはナイフ等で突いて穴を開け、エナメル塗料のクリアを薄めて流し込むチカラワザで対処しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月18日 (水)

タミヤ パンサーG 初期型 その13 <基本塗装>

続いて基本塗装です。
ダークイエローをベースに、3色迷彩を描きます。

Img_6450001
塗料はガイアカラーのドイツ戦車色を、そのまま使いました。
実は、ドイツの戦車を作るのはずいぶん久しぶりですので、「手」が描き方を忘れかけてます。
やっぱり、模型は作り続けないとダメですねぇ。


Img_6451001
右側と左側で、なんか迷彩パターンの印象が違いすぎる気がします。
特にこの砲塔上面へつなげたブラウンが長すぎました。途中で一度切るべきでしたね。

ところで、ガイアカラーは全般的にエアブラシで吹きやすい塗料だと思うのですが、この戦車色だけは異様にピーキーで、少しでも薄め足りないと吹けないし、逆に少しでも薄めすぎると垂れるという気がします。メーカーさんに改善を求めたい点です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月16日 (月)

タミヤ パンサーG 初期型 その12 <下地塗装>

あとは、ひたすら部品を取り付けていくだけです。
車体側面の部品はコーティング面に瞬間接着剤等で直接接着することになりますが、コーティング面に直に接着するのが難しい、または不自然な場合もあります。その場合はコーティングを削り取ってください。

Img_6368001
こうして、部品の取り付けが完了した状態です。
転輪は、もっとも内側の列だけ取り付けました。

それでは塗装に移ります。



Img_6401001
まず、エッチングとパテを使っているので、色を統一するためサフを吹きました。
続いて、車体下部のほか、影となるところにマホガニーを吹きました。特に部品が入り組んだところは塗料が届きにくいので、吹き残しがないように念入りに吹きこみます。
このままではライトグレイとマホガニーの明暗差がが強すぎて、最初に塗るダークイエローの発色に影響します。そこで本来の下地色としてダークアースを重ね塗りしました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月14日 (土)

タミヤ パンサーG 初期型 その11 <砲身の組み立て>

ツィンメリットコーティングさえ終われば、あとは各部を組み立てていくだけです。

その中でも、主砲は戦車の顔ともいえる重要なコンポーネントです。。
最近は一体成型になった部品も見かけるようになりましたが、大半は左右貼り合わせの部品構成になっています。
この合わせ目の処理はやはり気を使いますね。どうせならきれいに消したいものです。これにはいくつか方法があると思いますが、筆者のやり方を紹介しておきます。もし参考になれば幸いです。



要するに、「隙間を作らないこと」より「合わせ目をずらさないこと」のほうを重要視しているというだけのことです。隙間はパテで埋めれば修正できますが、ずれていびつになった砲身断面を真円に修正することは容易ではありません。できた段差を消すだけなら出た側を削ればいいだけですが、それでは妙に平べったい、楕円のような断面になってしまいます。
もっとも、筆者が「接着剤はみ出し法」でピッタリと合わせられないだけの話なんですが…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月12日 (木)

タミヤ パンサーG 初期型 その10 <ツィンメリットコーティング>

最後は主砲の防盾です。
ある意味、この戦車の中でここが最難関かもしれません。実演では1枚の生地を被せていますが、それですと縁へ行くほど文字通りしわ寄せがきて厚ぼったくなりがちです。
面倒でも上下で2枚に分けて貼ったほうが結局ラクだったかもしれません。

持つところを考えてなくてちょっと苦労しましたが、これで出来上がり。 これで、この戦車のコーティング作業がすべて終了しました。あとはパテが固まり次第どんどん組み立てを進めます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月10日 (火)

タミヤ パンサーG 初期型 その9 <ツィンメリットコーティング>

前部は形状が少し複雑なので、砲塔の中では難関です。ここは、左右と下の部分の三つに分けて貼るのがいいでしょう。
貼ってしまえさえすればあとは簡単ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«タミヤ パンサーG 初期型 その8 <ツィンメリットコーティング>